構築経緯
S9からトルネロスを使い始め、パオジアン入りへの対処が非常に難しく感じた。
基本的によくやられる動きはトルネロス方向に氷柱落としを打つ動きだ。そこから横で殴っても火力の出せる水ラオスを常に置いておかなければ次のターンも生存してしまう。
そこで新登場したジャポのみをトルネロスに持たせて横のポケモンの自由度を上げるところから構築を組み始めた。
まず合わせて強そうに感じたのはハバタクカミ。マジカルシャインというタイプ一致弱点命中安定で非常に再現度が高いと感じた。
次に困りそうなのは先制技であった。そこでどう対処するか悩んでいたところ序盤に使用感の良かったユウキさんのS9の構築を参考に裏にリキキリン+ウーラオスを添えることにした。
【ダブルReg.D】レジレジビート【S9最終11位/R2093】 - ユウキのめざめるパワー(氷)
ウーラオスについては本家と異なり悪の襷型とした。
きつかったトリル系統や寿司構築、単体ではゴリランダーやオーガポンに対してテラスを切らずに強い打点を得ることができるため、悪ラオスの方が最初の条件に合致していた。
基本選出をこの4枚として他の対策を考えつつ、ジャポトルネやハバカミがeasyを取れるポケモンを誘導する枠を考えた。
5枠目にゴリランダーを採用。元々水ラオスやトリル系統がまだきつかったため採用。追い風選出をしない時、グラスラや猫など多様な仕事ができ、6体目とのシナジーも考えて採用。
6枠目にはオーガポンを採用。相手のテツノカイナやハバタクカミ、ヒードランあたりがきつかったため前者にはテラス、後者にはかたやぶりで撃破することを心がけて立ち回る。
また、5,6枠目はパオジアンを誘発しやすいことからコンセプトが通ると思った。
調整
トルネロス@ジャポのみ
調整:h164 b92 s252
h:c187ハバタクカミのメガネムーンフォース耐え
s:最速
隠密マントでない=ゴーストテラス
メンタルハーブなし=最速
↑このようにすることでそれぞれの持ち物を中途半端に持った状態にでき、特に再戦時やジャポがバレた後に猫騙し持ちや挑発持ちがきても対処可能にした。
また、最終日前日までまもる型で使っていたがヒスイヌメルゴンが明らかに重かったため挑発型で使用。
相手の追い風ターンを枯らすのが難しくはなったが、守る択やゴリランダーを絡めたイエッサンのトリル封じなど役にたつ場面はかなり多かった。
まさか中学生時代に受け取ったミロストルネロスをここで使うとは思わなかった。
ハバタクカミ@ブーストエナジー⇔メガネ
調整:h100 b92 c116 d4 s196
hb:パオジアンの鬱憤ばらし→12.5%で耐え
s:最速オーガポン+2
c:11n
無振りオーガポンをメガネジェムで飛ばせることに気づいたところから始まった。
使っていくうちにこだわりの使い方がそこまで上手くないと感じ、最終日前にブースト水テラバースト型に変更。ヒードランやウインディを初手から飛ばすのは爽快だったが日本晴れや再戦or読まれてテラス切られることもあり一長一短ではあった。
動かし方とかは序盤にもう一つ使ってた構築から着想得ました↓
【S9ダブル最終15位/レート2065】一気呵成トルネカミラオス - ソラのポケモン手帳
リキキリン@オボンのみ
調整:h12 b52 c252 d4 s188
・A182水ラオスの水テラス水流連打耐え
・控えめ特化グレンアルマの晴れ玉熱風ダブルダメで93.8%耐え
・S追風時最速ツツミ抜き
・Sトリル時無振りゴリラ抜き
調整参考↓
【ダブルReg.D】レジレジビート【S9最終11位/R2093】 - ユウキのめざめるパワー(氷)
実はジャポ+テラスマジカルシャインでパオジアンを1発で落とすおしゃれムーブが可能。
そのためパオカイ等に初手に投げると、悪技半減+逆鱗無効の状況を作りながら、択を作らせない動きができる。氷柱をリキキリンに打たれても追い風で抜けるので問題なしだった。
また、封印を入れることで対トリルはもちろん、相手のハバタクカミのマジカルシャインを封じれるのがかなり大きかった。ウーラオスが隣にいても相手のハバタクカミ残す選択肢ができるのがよし。
悪ウーラオス@きあいのタスキ
調整:as252 h4
鉢巻や黒い眼鏡も試したが最終的に襷に落ち着いた。追い風やトリルのターン管理もしやすいのが良かった。デメリットは破壊力に欠けるため初手に出すのが微妙なことくらい。
ゴリランダー@いのちのたま
調整:h76 a252 s180
a:振り切り→無振り水ラオスがグラスラで87.5%
s:追い風でスカーフイーユイ抜き
ほとんどの水ラオスを一撃で葬れる最高のポケモン。最終日前日までは守るを採用していたが、打つ機会がターン管理より択を作る目的になっていることが多かったので他の技を検討した結果、叩き落とすを採用。これによって、ランドロスのスカーフやテツノカイナのチョッキを叩いて戦うルートができたのは大きかった。
オーガポン@かまどのおめん
調整:h252 a132 b100 d4 s28
hb:ランドの地団駄耐え
s:流行りの耐久水オーガポン(20振り)抜き
シングルで耐久炎オーガポンが流行ってることを知り合いから聞き、ダブルで流用してみた。二体がかりでも倒されないことも多くまさしくパルデアのザシアンに相応しかった。
選出
基本選出
先発:トルネロス+ハバタクカミ
後発:リキキリン+ウーラオス
→特に対追い風や先制軍団によく選出をしていた。
vsイエアルマ
砕ける型
先発:トルネロス+ハバタクカミ
後発:オーガポン+ゴリランダー
※トリルパターンは下に記述
vsトリル
先発:オーガポン+リキキリン
後発:ゴリランダー+ウーラオス
vs壁構築
先発:ハバタクカミ+ゴリランダー
後発:オーガポン+ウーラオス
vs寿司
先発:トルネロス+ハバタクカミ
後発:ウーラオス+ゴリランダー
感想
まずは、SVで初の2桁を取れて嬉しいです!
これまで10シーズン、シングルダブル両方やりましたが「納得できる構築」と「考察&対戦時間」の両方を取るのが非常に難しかったです。
中でも時間についてです。公式大会も含めると何度も2桁は取っているがS35以外全部最終日に爆上げしたものばかりでSVに入って仕事も忙しくなり、なかなか対戦時間が確保するのが難しく、「今日は3桁に行ったし良いや」って感じで、結構妥協してしまいます。そのせいで2桁見えてきたって時に仕事前になったり、「1時で500位かー、うーん、6時まで潜り続けて何も残らなかったら仕事辛いしやめよ」ってな感じでかなりセーブしてました。
しかし今期は最終日が土日なこともあり、3時に1ロム100くらい溶かしても、「久々の最後まで潜れる日だし、まだ時間があるし頑張る」って切り替えができて結果、「最終日に強い自分」を出し切ることができました。
そのため、今後の課題は前者の「最終日以外に妥協してしまう自分」かなと思います。最終日以外はかなりメンタルが弱い方だと思っているので今後はこの課題をもう少し克服できるよう頑張りたいと思います。
「納得する構築」についてはガチでこんな感じで、今期もふとジャポトルネが思い浮かんだので、来期も降りてくるのを待ちながら色々触ってみようと思います↓
(※作曲時の友希那)
ということここまで見て下さりありがとうございました!
最終日の対戦集も投稿したのでよろしくお願いします↓
結果
TN Song I am. 最終94位 レート1940
おまけ
今期のキキスギミュージック
TN の由来↓
モニカで1番好きかも↓
アニメ化もまだなのに2ヶ月ちょいで400万再生のヤバいやつ↓